CARMINE 1|楽しかった会社にも、毒はあった

CARMINE 1|楽しかった会社にも、毒はあった

まずは、私が新卒で入った会社からいきたいと思う。

すでにバブルは弾けきって、不況真っただ中。
そうはいっても、まだ接待費や役員の運転手など、今では削減されているような経費も普通に存在していた時代だった。

そんな頃、私は大学卒業後、新卒としてCARMINEに入社した。

面接に遅刻したのに、なぜか採用された

当時、業界上位の会社に入れただけでもありがたかった。

本屋には就活対策本があふれ、みんなものすごく面接対策をして、ようやく勝ち取る社会人第一歩の会社――そんな雰囲気が周囲には漂っていた。

ただ、恥ずかしながら私は集団面接当日、電車遅延で遅刻した😭

だから「あの子は絶対採用されない」と思われていたらしく、入社後、同じグループで面接を受けていた同期から、

「えっ!?」

と驚かれた。

そりゃそうだww

そんな感じでスタートした花のOL生活(当時の表現、お許しくださいww)。

ところが、都心のキラキラOLとなった同期たちと私には、決定的に違うところがあった。

入社前から知らされていた配属先

実は、採用されただけでも驚きだったのだが、入社前、私には人事から個人的に連絡があった。

「ノラさんの語学力を生かしたいので、都下のデザインセンターに配属したいと思っています。デザインセンターにいるデザイナーは変わり者揃いで、面食らうこともあると思いますが、海外拠点とのTV会議もあるので、能力をいかんなく発揮できると思います」

――とのインサイダー情報がww

本来、新入社員は数週間の研修を終えたあとに配属先が決まる。

しかし私は、最初から自分の配属先を知った状態で入社した。

これは、あまりにも変人揃いの部署に若い子を入れることへの、人事なりの「良かれと思って」の配慮だったのか。

それとも、面接に遅刻した私が序列最後尾だったため、人事からの罰だったのか。

真相は知らない🤣

変人の巣窟へ

とにかく私は、同期との飲み会など、都心でのつかの間のキラキラOL生活を楽しんだ。

そして、その短いキラキラ期間の終焉後。

ドキドキしながら、都下のデザインセンターへ向かったのである。

変人の巣窟。

ところが、それが幸か不幸か。

現在まで転職を繰り返してきた中で、結果的にそこは、最も気の合う変人たちに囲まれた場所になった。

こうして、私の楽しい社会人生活が始まった。

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