今までとは、だいぶ違う世界だった
なんだかんだ言っても、見栄っ張りの親の元に生まれた私は、私立の高校、大学と出て、同じような環境で生きた友と接してきたわけです。
そんなわけで、
生まれ持った名前で借金を繰り返したので、高卒の状態で今の彼氏と結婚して、早く違う姓になることを望む子。
💩社長の行きつけスナックのママの息子。
ねずみ講ズブズブ女。
など、これまで生きてきた中で出会ってきた人とは、大分違う世界の幕開けでした。
しかも、面接に出向いた都心のビルは就業場所ではなかった。
事務所は都下の方だった。
株式会社とは名ばかりのワンマン個人事業主と、近所のヤンチャな子たちと、ねずみ講メインの近所の主婦。
そんな会社で、私の仕事は始まった。
フランスブランドのWebショップで一旗揚げる
その💩社長には別に本業があったが、おそらくフランスへの憧れが強かったのであろう。
フランスブランドのWebショップで一旗揚げたいと思っていたようで、そのために「フランス支社スタッフ」を募集したようだった。
更には、あわよくば本業の方でも、フランスを拠点に何らかの実績を作りたかったらしい。
なので、一応はバイヤー兼Webショップ運営というのが私の業務内容だった。
ところが、働き始めてからは、これまでの常識を覆される出来事ばかりだった。
まず、みんなただのお小遣い稼ぎのアルバイト感覚の従業員しかいなかったので、健康保険獲得が異常に大変だった。
また、「フランススタッフ募集」なんてするからには制度が色々整っているのかと思いきや、ゼロから自分で調べて、あれこれやらなければいけなかった。
あのうさん臭い求人広告に騙されるおバカは、私くらいだったのかもしれない😭
月給15万円で、フランス移住の準備をする
💩社長はゲン担ぎが大好きだったらしく、ゾロ目の日に入社した私は、半年ほど後の就業ビザでのフランス移住に向けて、月給15万円で公私ともにはちゃめちゃの生活をスタートさせた。
フランス大使館に赴き、VISA申請を進める傍ら、フランスとアメリカに1回ずつ出張した。
アメリカは💩社長の本業のつながりで行ったのだが、そもそも力を入れたいはずのフランスへ行って、私は驚愕した。
シャンゼリゼ通りにある「フランス支社」
フランス支社スタッフを募集し、Webサイトにもシャンゼリゼ通りの住所をしっかり記載していた。
にもかかわらず。
そのフランス支社に入ることすらできなかった。
更には、Webサイトを見てその住所を訪ねてきた親子に対しても、しどろもどろの説明。
何なんだ、これは。
そして判明した真相。
その「フランス支社」は――
単なるレンタルデスクに過ぎなかったのだ。
もちろん。
都心にあった、あの面接会場も。。。
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