GRAPHITE 4|見栄だけは世界規模の小さな会社

GRAPHITE 4|見栄だけは世界規模の小さな会社

前回(GRAPHITE 2)お話しした通り、娘をフランス留学させている親御さんともお会いし、Webショップで販売するフランスのハイブランドを買い取り、さらには本業の礎を築くべく。

名目だけはご立派な感じで、ウンコ社長と私はパリに勇み足で向かった。

憧れのパリ、3度目の訪問

私がパリに行くのは、3回目。

学生時代に初めてパリに行き、その圧倒的な洒落た雰囲気に魅せられた!

2回目は、フランス人彼氏の家に行った時。

そして、3回目がこの出張になる。

仕事でパリに行けるなんて、当時の私にとっては夢のような話だった。

まあ、その夢の実態がどうだったかは、すでにお話しした通りなのですが💦

パリで出会った、強力な助っ人

パリに到着した私たちには、空港で強力な助っ人と会う約束があった。

それが、パリ在住の現地コーディネーター、パリ姉。

パリ姉は、やはりパリに魅せられて移住し、現地で長く働いてきた経験豊かなお姉さまだった。

日本語・フランス語・英語の3か国語を操り、さらには食にも深い造詣を持っていた。

ただ、現実問題として、後ろ盾のないアジア人がパリで安定した収入を得て暮らすのは簡単なことではない。

そんな中、ウンコ社長のインチキWebサイトでのフランススタッフ募集に釣られてしまった、お気の毒な人でもあった。

彼女のガイドで、フランスの美味しいお店を紹介してもらい、ウンコ社長や私のレベルでは到底知り得なかったパリの観光名所にも案内してもらえた。

正直、彼女なしでは超絶意味がなかったフランス出張だったと思うので、本当に感謝している。

月給15万円で、フランス語も自腹で勉強

フランス駐在をするにあたって、英語しか分からなかった私は、もちろんフランス語のスクールに通っていた。

もちろん自腹。

給料15万円で十分な貯蓄もなかったのに、まじであの時、私どうやって生きていたのかが謎過ぎる💦

そして、短期間のフレンチスクールに通ったところで、本来の語学習得の才能がなかった私のフランス語レベルは、絶望的に低かった。

そんな私にとって、現地の事情にも言葉にも精通しているパリ姉の存在は、どれほど心強かったことか。

彼女なしには、今では黒歴史となったGRAPHITEの会社生活は、さらに暗黒だったと確信している。

ウンコ社長の見栄で、パリの歴史的レストランへ

さて、フランス留学中の娘とその母親が、単なるレンタルデスクに赴いたことに焦りを感じたウンコ社長。

箔がつくようなレストランに母娘を招待し、おごることで、何とか煙に巻こうとした。

そこでパリ姉の活躍により、私たちはパリの歴史的レストラン、「トゥール・ダルジャン(La Tour d’Argent)」を訪れることになった。

1582年創業とされる、フランスを代表する老舗レストランである。

店名はフランス語で「銀の塔」を意味し、セーヌ川のほとりに建つ店からは、ノートルダム大聖堂を望むことができる。

かつてミシュランの三つ星に輝き、その後は星を減らした時期もあったものの、長い歴史と格式を誇る名店だ。

特に有名なのが、19世紀から受け継がれてきた鴨料理。1890年からは提供した鴨に一羽ずつ番号を付けるという、何とも由緒正しい伝統まである。

そんな栄華を極めた歴史的レストランで、私もカモのオレンジ煮を味わうことができた。

月給15万円の私が、パリの名店で鴨料理を堪能する。

しかも、ウンコ社長のおごりで🤣

会社の実態はともかく、この食事とパリ姉との出会いだけは、間違いなく貴重な経験だった。

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